摂食障害
鬱病になると、気分に病的な変化があらわれるだけではありません。「病は気から」というように、気分が落ち込むと体の具合も悪くなります。これは鬱病においても言えることです。
鬱病は「心が風邪」を引いたようなもの、心の病気と言われます。身体的な症状よりも心的な症状としての要素が強いので、身体的な症状が軽視されることが多いようです。
しかし、鬱病の場合は心的症状のみならず、身体的な症状も侮ってはいけません。そのうちのひとつが、摂食障害です。そして特に見られる症状が、拒食症です。
鬱病患者のすべてが鬱病と併発しての摂食障害に悩むとは言い切れませんが、ありえないことではありません。鬱病に苦しんでいるときはとにかく気分が落ち込むので、当然食欲はなくなります。
「気分が落ち込んで、食べるどころではない」ということもありますし、「食べていると気分が沈んでしまう」との理由で食べられなくなることもあります。また、食べていると鬱病の症状である動悸が苦しくなって、いてもたってもいられないこともあるのです。
それでも、何か食べないと体力が衰えていくばかりですし、それによってまた自分のメンタルも弱っていきます。体の状態と心の状態はお互いに関係しあって良くも悪くも変化するので、鬱病と併発した摂食障害は複雑なものです。
こうなると本人だけの力で改善できるものではないので、周りの人のサポートが必要となります。辛いけれど何か食べるのを進めてみるとか、気分が比較的良いときに食べ物を進めたりするのが適策でしょう。